脈の問題の認識と管理は、なかなか大変ですよね。
もう一度、復習しましょう。
第一印象で 蘇生の必要がありそうですか?
YES 蘇生のアルゴリズムへ
NO 状態が安定していなければ、一次評価・判定・介入のサイクルへ
脈は触知しますか?
(⇒ 一次評価が途中までは始まっている A/Bの評価はおわりCの評価途中)
NO 蘇生が必要 → 蘇生のアルゴリズムへ
YES 気道確保・酸素投与はすでに第一印象不良で始まっていますが、循環(C)の確認
の途中で除脈に気づく → 換気開始
酸素投与と換気を実施しても 脈拍数が60回/分未満で循環不良
→ 評価のサイクルを中断して蘇生のアルゴリズムへ
(テキスト117 小児の脈拍はあるが循環不良な除脈のアルゴリズム)
モニターがついた QRS時間を考慮
脈拍はあるが 循環は不良 QRS時間を評価
テキスト137 循環不良な頻拍アルゴリズム
狭い →上室頻拍ならその対応
点滴があればアデノシン
点滴がなければ 同期電気ショック
広い →VTの可能性があれば、同期電気ショック
脈拍はあり循環は良好 QRS時間を評価
テキスト134 循環良好な頻拍アルゴリズム
狭い →上室頻拍ならその対応
迷走神経刺激を考慮する
点滴があればアデノシン
点滴がなければ 同期電気ショック
広い →VTの可能性があれば、同期電気ショック